3月9日(金)午前
ヴェネツィア(2)


       
 ガラス工房見学のあとは1時間弱の自由行動となる。限られた時間内ではそう遠くへは行けないので、まず鐘楼に登って市内を眺めてからサン・マルコ寺院を見学することとした。
 サン・マルコ寺院は、828年にアレキサンドリアから運ばれてきたサン・マルコの遺体を納めるために建てられた寺院で、その前の広場とともにヴェネツィアの中心となっているところだ。   
  
【鐘楼とドゥカーレ宮殿】
 サン・マルコ小広場からサン・マルコ寺院方面を見る。
手前両側にある柱は港からヴェネツィア市内へ入る門のようだが、
中世にはこの柱の間に死刑執行台を設置したため、ヴェネツィアの人は柱の間を通り抜けないと云う

柱の上にはサン・マルコの獅子の彫像(右)と聖テオドーロの彫像(左)がある。

【鐘楼からの眺め(1)】
 鐘楼から北の眺め。有名なリアルト橋もこの方向にあると思うが、分からなかった。
 鐘楼の内部にはエレベータが設けられてあり、10分ほど並んで一気に展望台まで登ることが出来た。

【鐘楼からの眺め(2)】
 鐘楼から北東の眺め。遠くに見えるのはムラーノ島。

【鐘楼からの眺め(3)】
 鐘楼からの東の眺め。手前はサン・マルコ寺院。

【鐘楼からの眺め(4)】
 鐘楼からの南東の眺め。手前はドゥカーレ宮殿。右の海はサン・マルコ運河。

【サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会】
 映画「ベニスに死す」のオープニングに出てくる教会らしい。

【ジュデッカ島】
 サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会のある島の右に細長く続く島。
この鐘楼からは南側になる。手前はジュデッカ運河。
遠くの長い島影はリゾート地として有名で、映画「ベニスに死す」の舞台にもなったリド島。

【鐘楼からサン・マルコ小広場を見下ろす】
 ヴェネツィア港の様子がよく分かる。広場に見える小さな黒い点は鳩です。

【鐘楼からサン・マルコ広場を見下ろす】
 鐘楼の西側にはサン・マルコ広場が広がる。こうして見るとサンマルコ広場の形は台形になっている。
【サン・マルコ寺院】
ヴェネツィアの守護聖人であるサン・マルコを祀った寺院。
見ての通りビザンチン様式の建築で、壁絵もフレスコ画などではなくモザイク画となっている。
写真では分からないが、寺院の前には幾つものベンチのようなものが置かれている。
しかしこれは腰掛けではなく、広場が浸水した時の通路として使う設備らしい。

【入口正面のモザイク画】
 モザイク画だけあって鮮やかな色彩を保っている。

【入口の上の彫像】
 入口の上にはサン・マルコの象徴である羽根の生えた獅子とサン・マルコの彫像がある。

【聖堂の内部正面】
 セキュリティチェックを受けて入った教会正面の様子。

【天井に描かれたモザイク画】 
 天井を仰げばモザイク画が。

【寺院の内部】
 黄金に輝くと云われる内部は、光が少ないためそれ程には思えません。

【サン・マルコ広場】
 広場は大勢の観光客で賑わう。ここにも小広場にも鳩が多い。

 
【サン・マルコ小広場】
 ドゥカーレ宮殿前のサン・マルコ小広場。

【小広場に集合】
 自由行動の時間も終わって、12時50分に小広場に集合する。

スキアヴォーニ河岸
 昼食をとるために再びスキアヴォーニ河岸を歩いて行く。相変わらず大道芸人がいる。

テラスで昼食
 天気に恵まれて気分もくつろぎます。

昼食は真っ黒】
 昼食はイカ墨パスタとシーフードフリッター。食後のドルチェはティラミスでした。食事は兎も角として、飲み物がすべて有料なのは日本と違うところです。イタリアではただのものはないと云うことのようです。

フィレンツェに向かう
 昼食のあとはボートに乗ってトロンケットに戻り、バスに乗り込んでフィレンツェ目指して出発です。途中のボローニャまでは広々としたロンバルデァ平原を走って行きます。
 車窓には写真のような尖塔がある集落が次々に現れてきては後方へ去って行きます。

平原の中の集落
 のどかな風景が続きます。

ボローニャで休憩
 高速道路をひた走りに走って午後4時半頃にボローニャに着いて一休みする。
 ボローニャはイタリア中部を斜めに横切るアペニン山脈の麓にある街で、世界最古の大学があるところとして有名です。

満開の桜
 日本と同じくイタリアも暖冬傾向で桜が満開でした。

見知らぬ街
 ボローニャを過ぎるとアペニン山脈の中へ入って行きます。
写真は峠を越えて下って行く途中で見えた湖と街の景色です。

アペニン山脈
 順序が逆になるが、ボローニャを出発してアペニン山脈へと向かう途中の景色。

夕暮れの街並
 フィレンツェに近づくと渋滞に巻き込まれて進むのが遅くなる。そのうち日も暮れてホテルに着いたのは7時を過ぎていた。


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